山桜の木栓

今年最後の窯焚きが終了しました。

 

冷めるのを待って ご注文頂いてた方々に 年内にお届けします。

 

それから 大掃除に買い出し、おせち作りに お客様を泊める準備・・・考えただけで 気絶しそう。

 

これは土鍋に付ける木栓です。

 

一本ずつナイフで削り ヤスリをかけてから オリーブオイルを塗ります。

 

秋田の山桜の枝を冬に取って 送ってもらったものです。

 

さすが 桜皮細工の本場だけあって、ツヤがあって綺麗な木肌です。

 

 

 

 

ナイフを立てて 薄皮をこそげ取ると

つややかな地肌が現れます。

 

左半分だけを こそげ取りました。

 

ツヤが違うのが お分かりでしょうか?

本体と蓋の密閉性を高めてあるので 蒸気と熱の逃げ道は 蓋に開けたこの穴だけです。 

 

その逃げ道をふさぐのが この小さな木栓の役割。

 

大変大きな役割なのです。

 

 

 

私のこだわりを いってに引き受けて 確実に良い仕事をしてくれる、私の土鍋には無くてはならない脇役です。

 

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