売ってしまった

気がつけば彼岸花が咲いていました。

 

造形的で大好きな花です。思わず見とれてしまいます。

 

 

集英社のロケからもう2週間経っていました。

 

秋号を撮るために 秋らしい服装で汗をかきながら撮影したのに

 

たった2週間でもう彼岸花が咲いて 長袖を着る季節になってしまったんですね。

 

 

 

毎日 ひたすら土鍋制作の日々です。

 

本音を言うと 土鍋の注文はあまり増やしたくないのです。

 

 

確かに良い調理道具です。

 

でも 作るのは大変なのです。

 

40%もペタライトが入っているために ロクロを上げるのが難しい!

 

加えて 荒い土なので沢山ロクロをやっていると 左手の薬指に穴があくのです。

 

根性無しの私の薬指と 根性無しの私の体は悲鳴をあげるので

 

その日はそこで終了にします。

 

集英社のウェブ販売に70個の土鍋を請け負ったので 

 

約束の期日まで間に合うように 夜中まで必死に作っているのですが、私ったら・・・売ってしまった。

 

工房を訪ねてきた方が気に入ってくださったので・・・つい、嬉しくなって 売ってしまった。

 

 

R工房を訪ねて下さった科学者たち。

 

つくば在住の日本人科学者〈中央〉と娘さん、彼を訪ねていらした アメリカ人の親子です。

 

右の娘さんとお父様が(今回は日本に来ていませんが)科学者です。

 

 

土鍋を気に入って下さり アメリカで使うのに1個ずつ欲しいと言われたら

 

そりゃー 「OK!」と言ってしまいますよね!

 

 

本当は集英社用に寄せておいたものですが 嬉しくて 

 

「ど、どうぞ。 OK!」なんて 言ってしまったのです。

 

 

足りなくなった2個は 大丈夫、ダイジョウブ!

 

寝なくたって、指に穴があいたって 根性出して作りますよ。

 

自分の首を 自分で締める人生、帳尻合わせも だいぶ慣れてきましたからね。